失恋とは
(しつれん)
心が向いていた人・未来・時間を突然なくしてしまうこと
失恋とは、好きだった人、信じていた未来、「一緒にいるはずだった時間」それらが一気に消えてしまう体験だということ
ただ「振られる」という出来事以上に、実は失っているのは その人と過ごすはずだった未来 なんです
保存日2024年11月28日(木)菰野図書館にてのコピー-scaled.jpeg?resize=710%2C164&ssl=1)
だから失恋は
⚫︎会えない寂しさ
⚫︎否定されたような痛み
⚫︎思い出が消えない苦しさ
⚫︎どうにもならない無力感
さまざまな感情が、まとめて押し寄せてくる
しかも厄介なのは、嫌いになれたら楽なのに、まだ好き、ずっと大好きという矛盾
⚫︎好きなのに終わっている
⚫︎手を伸ばしたいのに届かない
⚫︎叶えたいのに叶わない想い
でも少し違う角度から見ると、
失恋って 「本気で誰かを愛した証拠」 でもあるんです
どうでもいい相手なら、こんなに心が痛くならない
だから、失恋は「失敗」じゃなくて、心がちゃんと本気で動いていた証明みたいなもの とも言える
今この言葉を聴いているあなたは、もしかして今まさにその最中なのかもしれません
無理に前向きにならなくていい
忘れようと頑張らなくていい
痛いときは、痛いままでいい
さらに詳しく↓
失恋して効果がある心のケア方法
失恋の痛みって、気合とか時間だけで「なんとかしよう」とすると、むしろこじれやすいんです
実はちゃんとした 心理療法(心のケアの方法) が、いくつもあります
そして大事なのは、失恋は「軽い出来事」じゃなくて 喪失体験(グリーフ=心のケガ) だということ
だから「治療」という言葉は大げさじゃありません。
効果があるとされているものを、科学的エビデンスにのって、順にご紹介させていただきます
核となる心理療法
⚫︎自己受容
自己受容(じこじゅよう)とは、ありのままの自分を評価や否定をせず、そのまま認める心理療法
「人は受け入れられると自然に癒され安心し成長する」という考え方です。
「良いところも悪いところも含めて、これが今の自分だ」と事実として受け入れること
例えば・・・
⚫︎失恋した → 「失恋した自分はダメな人間だ」ではなく
→ 「失恋した自分が今ここにいる」と認める
⚫︎不安が強い → 「弱い自分は嫌だ」ではなく
→ 「不安を感じている自分が今ここにいる」と気づく
評価(ジャッジ)をやめて、ただ自分の心を観察する姿勢がポイントです。
自己受容の効果
自己受容が高まるほど、心の安定と行動の柔軟性が増していきます
柔軟性が増していくと、感情・思考・対人関係・行動のすべてに良い影響を及ぼしていきます
自己肯定感との違い(よく混同される)
| 概念 | 意味 |
|---|---|
| 自己肯定感 | 自分には価値があると思える感覚(評価) |
| 自己受容 | 価値判断せず、そのまま認める(受け入れ) |
つまり・・・
⚫︎自己肯定感 → プラス評価
⚫︎自己受容 → 評価しない
心理療法では、まず自己受容 → その結果として自己肯定感が育つ と考えられます。
自己受容 具体例(イメージ)
✖️「こんな自分じゃダメだ」
◎「ダメだと思っている自分がいるな」
✖️「怒っちゃいけない」
◎「今、怒りを感じているな」
感情や欠点を「排除」ではなく「認知」する感覚です。
自己受容を育てる簡単な練習
① 感情ラベリング
「今〇〇を感じている」と言葉にする
例・・・
⚫︎「不安を感じている」
⚫︎「悔しい気持ちがある」
② ジャッジに気づく
「ダメ」「最悪」「普通は」などの思考に気づく
③ 親友に話すように自分に接する
他人には優しいのに自分には厳しいのをやめる。そして「友達だったら何て声をかける?」と考えて、
自分が自分の1番の親友になる
その他重要な心理療法
⚫︎ 認知行動療法
いちばん実証研究が多い心理療法
何をする?
考え方のクセを整える心理療法
失恋後はこんな思考にハマりがち
⚫︎「自分に魅力がないから振られた」
⚫︎「もう誰にも愛されない」
⚫︎「あの人以上はいない」
これらは 事実というよりご自身が創り上げている“解釈”
認知行動療法では「その考え、本当に証拠ある?」「別の見方は?」と検証して、心を追い詰める思考をゆるめていきます
効果
⚫︎うつ・不安・自己否定の軽減
⚫︎立ち直りが早くなる
⚫︎反すう思考(ぐるぐる考え続ける)を止めやすい
向いている人
⚫︎頭の中で同じことを何度も考えてしまうタイプ
⚫︎自分を責めがちなタイプ
⚫︎理屈で整理するタイプ
⚫︎マインドフルネス
感情の痛みに直接効く
何をする?
「考えを消す」のではなく「湧いてくる感情を、そのまま観察する」
例・・・
⚫︎胸が痛い → 「痛みがあるな」と気づく
⚫︎寂しい → 「寂しさが来てるな」と見る
抵抗せず受け止めることで、感情の波が自然に小さくなります。
効果
⚫︎感情の暴走が減る
⚫︎夜の孤独感・不安が和らぐ
⚫︎執着が少しずつ薄れる
向いている人
⚫︎感情が強すぎてしんどい
⚫︎眠れない
⚫︎相手のことが頭から離れない
自己受容との違い(よく混同される)
⚫︎マインドフルネス=気づき方(注意の向け方の技法)
⚫︎自己受容=受け止め方(態度・スタンス)
両者の関係(ここが重要)
実際の心理療法では、こういう流れになります
① マインドフルネスで気づく → ② 自己受容で受け止める
例・・・
⚫︎「不安がある」と気づく(マインドフルネス)
⚫︎「不安があってもいい」と認める(自己受容)
つまり、マインドフルネスは入口、自己受容は態度(ゴール寄り)
⚫︎ グリーフケア(喪失のカウンセリング)
失恋に特化して相性がいい
何をする?
「忘れる」のではなく「悲しみをきちんと悲しむ」
⚫︎思い出を語る
⚫︎後悔や怒りを言葉にする
⚫︎失った未来を受け入れていく
これは心の「傷の消毒」みたいな作業。
泣いたり、怒ったり、語ったりすることで
未処理の感情が整理されていきます。
効果
⚫︎引きずる期間が短くなる
⚫︎心に区切りがつく
⚫︎自己理解が深まる
向いている人
⚫︎まだ好きでつらい
⚫︎ちゃんと別れを受け止めきれていない
⚫︎誰かに話を聞いてほしい
⚫︎ 日常で出来るセルフケア法(シンプルだけど強力)
専門療法(カウンセリング)と同じくらい効果があります。
⚫︎日記(感情を書き出す=エクスプレッシブライティング)
⚫︎運動(有酸素運動は抗うつ薬並みの効果)
⚫︎友人に話す
⚫︎SNSや相手の情報を見ない(これ本当に重要)
特に「相手のSNS断ち」=回復速度が2〜3倍変わる
これは研究でもはっきり出ています。
まとめると
核となる心理療法の自己受容をベースにして
⚫︎頭がぐるぐる → 認知行動療法
⚫︎感情が苦しい → マインドフルネス
⚫︎まだ好きで辛い → グリーフケア(カウンセリング)
このどれか(または組み合わせ)が効果的。
失恋の痛みって、「弱いから」じゃなくて 本気で愛した人だけが味わう痛み です。
だから治療やケアを求めるのは、逃げじゃなくて心の回復
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