自己肯定感と家族連鎖

/ 三重心理カウンセリング研究所 「樂家の森」 心理療法 


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子供が自立しなくて困っています

 

子供には色々と言うのですが、

自分から動こうとしない

 

 

子供は自分自身を、

何をしてもダメな自分って言うんです

 

 

「もう27歳なんですよ」

 

 

ちゃんとした自立した大人になって

もらいたいのですが・・・

 

 

早く結婚して家庭を持って、

子供を育てて、一人前の大人に

なって欲しいんです

 

 

子供には、お付き合いしてる人いるの?

いるんだったら結婚話とかするの?

ひとり暮らしでもしたらどう?

 

 

そうやって促すのですが、

うちの子供ときたら・・・

 

 

「結婚したいとは思わない」とか言うんです

アパートとかに暮らして、

「そもそもひとり暮らしする意味がわからない」

って言うんです。

 

 

家賃とかのお金ももったいないとか、

お金が無駄とか言うんです。

 

 

このようになった原因は、

母親の私にあるとは思っているんですが・・・

 

実は、私には離婚経験があります

 

私は夫と仲が悪く、子供が小さい時から

楽しく幸せな家庭を築けませんでした。

 

 

子供は幸せな家庭を見ていないのもあり、

結婚に対して、あまり良いイメージを

持っていないのではないかと思っています。

 

 

しかしこの先、子供の将来を考えると、

 

 

結婚もせず老後は1人ぼっちになって

しまうのではないかと・・・

 

 

心配で心配で・・・

 

 

どうしたらいいのでしょうか?

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

答えは簡単です

 

すご〜く簡単

 

 

放っておく

 

 

とにかく何も言わず、

放っておく

 

 

これが一番です

 

 

気にしないことが解決に向けての

一番の方法

 

気にしないと言うより、

気にならない」という感覚に

お母さんがなることが大事

 

それも自然体に

気にならない」という感覚

 

そうすることによって、

自然と自立してきます

 

しかし、ある連鎖を断ち切ることに

よってですが・・・

 

 

その前に、お子さんが子供の頃、

どのように接してきましたかと、

お聴きいたしました。

 

お母さまは、子供が大人に

なってら困らないように、

 

とにかくできないところを

注意して、なんでもできる子

なるよう育てきたそうです

 

その結果、子供は素行も良く

成績も優秀でいい学校に入り、

 

社会的信用がある仕事に

就くことができました

 

今まで何の問題もなく育って

きたのですが、大人になって

自立しようとしない。

 

どうしてでしょうか?

 

 

 

それは・・・

一つは

「自己肯定感が低い」と言うこと

 

自己肯定感が低いと、

「何をやっても自分はダメなんだ」

と思うようになります。

 

自己肯定感を上げるためには、

褒めることがいいと言われています。

 

そして、褒めることも重要ですが、

良い時も、悪い時も、

「そのままのあなたでO K」だと

認めることが大事になります。

 

この「そのままの自分でO K」

という感覚が潜在意識のレベルまで

染み込むことが鍵になってきます

 

 

なぜなら・・・

 

 

お子さんは子供の頃から、

できないところを注意されてきた。

 

できるところは当たり前に扱われ

褒めてもらうことがあまりなかった。

 

そのため、できないところ

意識がフォーカスする性格になったのでは

ないでしょうか

 

自己肯定感の高い人は、できるところに

意識が自然とフォーカスされるので、

自然と自己肯定感が身に付いている

 

自信も自然と湧いてくる

自分を否定しないので自然と

肯定的になる

 

また、子供さんもお母さまも

アダルトチルドレンの要素

秘めておられる

 

秘めているというより

お母さまから負の家族連鎖を受け継いでいる

というのが本質です

 

この話を聞いたお母様は、

「え?!」

 

私から、負の連鎖が子供に

受け継がれている?

 

どういうことですか?と

疑問になっておられました。

 

 

 

詳しくお母さまの子供時代や、

育った家族環境をお伺いいたしました

 

上に兄がいる2人兄弟で、

兄と比較されて育てられたそうです

 

両親は、なんでもできる兄が自慢だったそうです

 

お兄さんは得意分野を持ち、才能を発揮する

タイプの人だったそうです

 

そして、ご自分はお兄さんのような得意分野を作らず、

 

なんでもこなせる

「オールマイティーな自分」

なることによって

 

お兄さんと比較されること

避けてきたそうです

 

お兄さまとは違い「なんでもこなせる自分」で

生きることで、親から認められる存在になった

 

お兄さんのような生き方は選ばず、

「ある程度何でもできる自分」を求めて

生きてきたそうです

 

そして全てに対応できない自分は、

親から認められないと思っていたそうです

 

 

そして、自分の子供にも同じように

求めてしまう。

 

全てに対応できないことは

ダメなこと

 

なんでも対応できることが

良いこと

 

オールマイティティーに

なんでもこなせる人が

良い人間

 

だから、

子供にできないところがあると

注意してしまう

 

そして、だんだんと

子供の自己肯定感を奪っていく

 

なんでもできないことはダメという

負の連鎖を子供に与えてしまっている

 

それも無意識に

 

「そのままの自分でO K」

できない

なんでもできる

 

 

「どっちでもO K」

 

 

その前にお母さま自身が

家族の負の連鎖を断ち切るために

 

 「そのままの私でO K」

 

できない

なんでもできる

どっちの私もO K

 

そう受け入れることから、

子供さんは自然と自立していく

 

お子さんを心配するより、

勇気を出して、

 

「ありのままの自分」

「ありのままの子供」を信じるしかないのです

 

  

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