学校を休みたいと言われたら
子供がある朝
「学校休みたい」
「学校に行きたくない」
と言い出した
えっ?!
いったい何があったのかしら?
今から仕事だし、急に休めないし
そもそも学校になんて言えばいいのよ。
もしかして不登校になったらどうしよう
無理に行かせるべきか?
優しく様子を見て休ませるか?
どうしよう・・・
子供を叱りつけてでも
学校に行かせるのが普通の親だ!
「学校行かないとダメな子になるよ!」
「休むと授業についていけなくなるでしょ!」
「ちゃんとしない子は母さん嫌いだからね!」
そのように子供に教育するのが正しいのだ!
そうやって、ご自身が子供のころ親に育てられた人も
いるのではないでしょうか
しかし対応次第では、後々取り返しの
つかないことになってしまうことがあります
子供は「学校休みたい」「学校に行きたくない」
と言い出したということは、
サインを出しているということなのです!
「助けて」と合図を出しているのです!
こうすれば上手くいくというのは
ないのですが、基本というものはあります
その方法は、
母性性と父性性のバランスで接するということ
⚫︎母性性とは・・・
受容、共感、承認、安心、
安定、安堵、包み込む、あたたかい
⚫︎父性性とは・・・
規律、規則、ルール、権威、
枠組み、決まりごとなど
初めの対応は母性性で対応して、
徐々に様子を見ながら父性性の
要素を出していく
先ずは母性性の対応
「学校に行きたくないんだね」
「そうだよね」
「いきたくない時もあるよね」
「休んでゆっくりしようね」
世間一般の考え方では、
何を甘いこと言ってるんだ!
そんな考えでは子供をダメにするぞ!
すぐに逃げる子になるぞ!
そう思われる方も多いのではないでしょうか。
そうなんです
この考え方がまずいんです
話が外れますが、カウンセラーの私が子供のころ、
親は激しい父性性オンリーの親でした。
「子供を甘やかすのはダメ」
「子供に甘いと親が舐められる」
「子供を甘やかすと自立できなくなる」
このよう考え方の親でした
そして私は、
「我慢強くないと認めてもらえない」
「甘えたらダメなんだ」
「人に助けてもらうことは悪なんだ」
「ガマン強いことがいいんだ!」
「甘えたら負けなんだ!」
「人生は戦いなんだ!」
このような考え方の
人間になっていきました
そのような考えで育てられたため、
結婚して子供が生まれても、
同じように
「子供を甘やかすのはダメ」と
子供を育てていました
先ずは包み込みむように
否定することなく
優しく接することです
子供が何か話しかけてきたら、
「ただ話を聴いてあげる」
それだけでいいのです
もし黙っていたら、
「そっとしておくだけ」
でいいのです
すると子供は安心から、
こころの内を自然と
話すようになっていきます
子供が不登校になってしまうと、
親としては不安や心配、恐怖が出てくると思いますが、
その思いを一旦置き、
とにかく母性愛で
包み込みことで子供は
心を開くようになってきます
そして段階的に父性性の規律
規則・ルールなどを
教えていくことが大切になります
一言で不登校といっても、
様々な心の段階があります。
母性性と父性性のバランスを
とりながら、
心の段階に応じて子育てをする
片親のご家庭でも
1人で母性性と父性性を
出すことはできます
●下記に段階的に対応する方法を、まとめました
「前兆期」心身共にエネルギー低下している
「不安定期」感情の不安定や身体症状が出ている
「安定期」精神的に安定期に入っている
「回復期」やる気が高まってくる
「活動期」学校に復帰する
●段階的な具体的対応例
「前兆期」心身共にエネルギー低下している→母性性を前面に出して 対応する時期
「不安定期」感情の不安定や身体症状が出ている→母性性を前面に出して 対応する時期
「安定期」精神的に安定期に入っている→母性性を基本にしつつ、少しずつ父性性を始めていく時期
「回復期」やる気が高まってくる→父性性を多めに出していく時期
「活動期」学校に復帰する→父性性を多めに出していく時期
それぞれの段階によって、
その子への接し方が
大きく異なってきます。
ここで間違った対応をしてしまうと、
後々取り返しのつかないことになってしまう理由は、
心には段階があるからなのです。
サインを出している子供は、何らかの問題をかかえています。
そのサインを無視し、「前兆期」や「不安定期」に、
父性性の規律やルールなどを押しつけたら、
子供の心に傷を与えてしまうことになってしまいます。
子供のサインとは、
仲間外れにされているのかもしれません。
いじめられているのかもしれません。
もしかして家族問題から不登校になったのかもしれません
親自身がアダルトチルドレンの要素があり、
親の身代わりとして子供がサインを出す場合があります
※心の世界には、「シャドウの肩代わりと」いう不思議な現象があります
子供の不登校問題の根っこには、不思議な現象「シャドウの肩代わり」という
家族問題が潜んでいるのかもしれません
自分自身の生きづらさの経験から
アダルトチルドレン うつ パニック障害
不登校 引きこもり 非行 万引き
いじめの子供を持つ方を救うために
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三重心理カウンセリング研究所
「樂家の森」
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